不用品回収の積み放題プランとは？特徴やメリット、注意点を紹介

不用品回収には、不用品ひとつずつに回収費用を計算して合算する単品回収と、トラックやリアカーなどに不用品を積み込んでまとめていくら、と計算する積み放題プランがあります。少数の不用品の場合は単品回収でよいのですが、数が多くなると費用がかさむことから、不用品回収は主に積み放題プランが多いといわれています。ここでは、メリットが多いといわれる不用品回収の積み放題プランについて、特徴やメリットをご紹介します。

【不用品回収】積み放題プランの特徴～単品回収とどう違う？

積み放題プランの特徴や、単品回収との違いはどこにあるのでしょうか。具体的に積み放題プランについて解説していきます。

不用品回収の「積み放題」とは

トラックやリアカーに積み込めれば、一定料金でどれだけ不用品があっても値段が変わらないプランです。まとめて大量の不用品を処分したい時に便利です。用途に合わせて軽トラックから3トン以上のトラックまでさまざまな料金プランが存在します。
一般家庭では軽トラックから2トントラック程度までがよく使われるプランでしょう。オフィスなどの撤収の場合、オフィス家具が大量に排出されるため、4トン以上の大型トラックを数台使用することもあります。
優良な会社の場合、作業員の数、車両費、処分費用、階段料金などが全て定額の中に含まれていることが多いのですが、逆に問題のある会社の場合、積み込みが完了してから処分費用を別途請求してくることがあり注意が必要です。

単品回収とは？

それぞれの品目に回収に必要な金額が設定されていて、ひとついくら、で支払う方式です。作業費、車両費、出張費等の基本料金は別途設定されていますが、回収する品によってはサービスとしていることもあります。特にブランド家具や新品に近い白物家電の場合は、買取してもらえ、処分費その他と相殺またはプラスになることがあります。
処分したいものが少なく限られている場合は単品回収のほうが費用を抑えることができます。

【不用品回収】積み放題プランのメリット

基本的に回収を依頼する場合、個人では処分に困るほどの不用品が出ているケースがほとんどであるため、不用品回収の積み放題には利用するメリットがいくつもあります。

不用品を分別する手間が省ける

自分で処分する場合、自治体の回収に出すものとゴミの日に出すもので分ける必要があり、さらに種類によって分別もしなければなりません。しかし、不用品回収業者に回収を依頼すれば、事前の見積もりなどで積み込めるのがわかっているのであれば、細かな分別などをする必要はなく、当日に作業スタッフに回収してもらうだけで済みます。
不用品の回収には分別と処分が含まれているので、判断が難しいような複合素材の家具や家電であっても、自分で判断する必要がないため負担はとても軽くなります。

時間をかけずに回収してもらえる

不用品回収業者のスケジュールの空きにもよりますが、場合によっては即日見積もりからの回収に対応してもらうこともできます。そのため、思い立ったらすぐに処分することができ、不用品をいつまでも置いておかなくて済むメリットがあります。
自治体の回収は月に決まった回数しかなく先着順になるため、引っ越しシーズンなどに被った場合は最悪一ヶ月以上も待つことがあります。

自宅からの搬出にも対応してくれる

大型の白物家電や大型家具の解体、搬出も料金プランの中に含まれている場合があります。自分で搬出しなくていいので、体力的にも負担が軽くなります。

【不用品回収】軽トラックでの積み放題プランの注意点

軽トラックでの不用品回収の積み放題は、価格的にも手頃なプラン設定をしている会社が多いため手軽に利用しやすいのですが、いくつかの注意点があります。

最大積載量は350kg程度。その中には運転手の体重も含む

最大積載量は法律で定められており、それを超えると過積載として道路交通法違反の対象になります。積載量には運転手の体重も含まれていますので、実際には作業員が1人なら290～270kg程度が積み込み可能な重量になります。
目安として、中型洗濯機（約70kg）、中型冷蔵庫（約60kg）、2人がけソファ（約30kg）、4人がけのダイニングテーブルセット（約20kg）など主要な重い家具・家電は一度に積み込むことができます。
なお、積み込む面積はおよそ畳1.5帖、高さは1m程度までです。

道路交通法により積荷は車両の長さの10％までしかはみだせない

積載できればはみだしていてもよいわけではありません。道路交通法により、積荷は車両の長さの10%までと定められているため、それを超えるような長さの場合は事前に出発地の警察等に許可を貰い、所定の位置に赤い目印を付ける必要があります。
そうなると、即日での許可の取得は難しく、数日かかってしまうこともあるため注意が必要です。

積み放題で対応できないものもある

不用品回収は基本的に、資源としてリサイクルできるものや、分別解体によって一般ゴミとして廃棄できるものです。取り扱いや処分に資格が必要になる危険物、医療系廃棄物、ライターやスプレーなどの可燃物、また腐敗して衛生環境を悪化させる動物の死骸、食品や液体などの汚染物、血液が付着したもの、処分には異なる法律が関わる建築系廃棄物、ピアノや金庫などの特殊重量物などは積み放題では回収してもらえません。

たくさん処分したい場合、メリットが多い積み放題プランを活用しよう！

不用品回収は自分が処分したい量に見合う積み放題プランを上手く利用することで、コストを抑えながら一気に片付けを行うことができます。
しかし、利用者のメリットが大きい反面、積み込みの後に追加の費用を請求するような悪質な業者もいるため、しっかりと利用する業者を見極めることが必要です。